一般社団法人 岩手県PTA連合会

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活動報告

令和6年度 岩手県PTA三行詩コンクール

 今年度の岩手県PTA三行詩コンクールの応募数は、小学校32校・259点、中学校8校・486点、一般28PTA・75点、合計820点でした。審査結果をお知らせします。


  • 応募作品を時間をかけて読ませていただきました応募作品を時間をかけて
    読ませていただきました
  • 作品を並べて声に出して読みながらの最終選考です作品を並べて声に出して
    読みながらの最終選考です

小学生の部

最優秀賞(1点)

一関市立黄海小学校
4年 須藤 芽咲

朝ごはんを妹の分もつくってみる
えがおでえがおで食べてくれた
わたしはそっとみてたけど
とびあがるほどうれしかった

優秀賞(2点)

一関市立黄海小学校
3年 千葉 愛奈

わたしはお父さんの牛のおせわが大すきです。
しゅっかのときおわかれは。さみしいけれど
たべた人が「おいしい」とえがおになったらいいな。
いつもいのちにかんしゃして「いただきます。」

宮古市立千徳小学校
1年 伊藤 俐旺

あさはいってきますの
ハイタッチ
てとてをあわせ
ぼくにママは
パワーをおくる

優良賞(2点)

雫石町立御所小学校
1年 伊藤 彩心

ブロッコリー。おうちのはたけにうえてみた。
いつかおべんとうにはいるかな?
大きくなぁれ。大きくなぁれ。

雫石町立御所小学校
3年 伊藤 莉子

よしいくぞ!元気に外にとびだして、
今年も田うえのおてつだい。
おいしいお米になりますように。

奨励賞(4点)

奥州市立岩谷堂小学校 3年 菅原 裕菜
奥州市立岩谷堂小学校 4年 菊池 美瀬
一関市立黄海小学校 4年 小野寺 悠
花巻市立若葉小学校 5年 佐藤 奈々

中学生の部

最優秀賞(1点)

盛岡市立城西中学校
3年 筒井 奏登

「お母さん」夜中に
家のどこから呼んだって
どんなに小さな声だって
絶対に起きる
母の能力恐るべし

優秀賞(1点)

盛岡市立仙北中学校
2年 小坂 優希

ちょっと早起きして
ちょっと手伝いする
「ちょっと」で変わるかも
楽になるかも
お母さんのくらし。
今までは頼ってばっかだったから
今からは頼ってね

優良賞(3点)

盛岡市立上田中学校
2年 高橋 正虎

見た目の変化に気付くのは
友達や先生たち。
でもね、
気持ちの変化に気付けるのは
やっぱり家族。

盛岡市立城西中学校
3年 工藤 擢翔

重い、届かない、できないって母が言う
もうお母さんより大きくなった僕を頼れ
今までしてもらった事 数えたら
全部やっても足りないくらいだ

盛岡市立上田中学校
2年 武田 粋楽

些細な事で 喧嘩をし
気づいた頃には
些細な事で 一緒に笑ってる

奨励賞(4点)

盛岡市立上田中学校 2年 山本 唯花
盛岡市立仙北中学校 2年 佐藤  新
盛岡市立黒石野中学校 2年 下平 優月
盛岡市立上田中学校 2年 名須川裕貴

一般の部

最優秀賞(1点)

奥州市立岩谷堂小学校PTA
野 美絵

私より大きくなった娘
「あら?姉妹ですか?」と言われ
戸惑う娘に、にやける私

優秀賞(1点)

盛岡市立松園中学校PTA
齋藤 幸恵

いつもとちがって
助手席に乗り込んできた息子
何か良いことあったのかな?
学校帰りの笑顔の15分

優良賞(3点)

盛岡市立黒石野中学校PTA
井上  瞳

反抗期を終え
バイトを始めた息子
初めて働いて何か思うことがあったのかな
初めて「おかえり」と言われ、
びっくりと嬉しさで癒された母

九戸村立伊保内小学校PTA
保護者

一人で悩まないで
私と息子の約束
二人で一緒にさがそう
いい案。
安心して、いつでもママはあなたの味方。

盛岡市立城西中学校PTA
筒井 悠貴子

愛の証は音読帳
気づけば「兄」「姉」ばかりのサイン欄
一緒に聞いてる母の出番も増やしてよ〜。

奨励賞(4点)

大船渡市立越喜来小学校PTA 中嶋 悠花
盛岡市立大新小学校PTA 寺島  唯
花巻市立八重畑小学校PTA 佐藤 麻美
一関市立黄海小学校PTA 伊藤 久美

審査日
 令和6年7月9日(火)

審査委員

学識経験者 菊池 敏宏さん(委員長)
岩手県小学校長会 副会長 飯岡竜太郎さん(委員)
岩手県中学校長会 常任理事 佐々木秀毅さん(委員)
岩手県教育委員会生涯学習文化財課 社教主事 橋 祐輝さん(委員)
岩手県PTA連合会 会長 山下 泰幸(委員)
岩手県PTA連合会 副会長(研修委員長) 渋川 誠親(委員)
岩手県PTA連合会 副会長(母親委員長) 山口 真樹(委員)
 

表彰
 令和6年11月30日(土)13:30 ホテルメトロポリタン盛岡
 ※対象は、最優秀賞、優秀賞、優良賞の受賞者の皆さんです。

審査の講評

【優れていたところ】

 家族と過ごす日常の様子や、その中でも印象に残った場面や様子について、読んだときに目の前にイメージが広がるような作品が多くありました。また、作品を声に出して読んでみると、黙読では感じられなかったリズムや間が感じられ、新たな良さを発見することができる作品もありました。
 同じ言葉を繰り返したり比喩や体言止めを用いたりするなどして、短い文章にたくさんの思いを込めるために上手に工夫をしている作品もあり、応募したみなさんの表現力が豊かであることを感じました。自分の体験したことや思いを短い言葉で効果的に表現する中で、日本語の良さや作者の巧みな表現力に心を奪われる瞬間もありました。
 作品の中には、思わず微笑んでしまうものや、「そうだよね。」と納得してしまうもの、自分や家族の「成長」に関するもの、「岩手らしさ」が感じられるものもありました。詩の良さを生かし、読み手に想像を促すような三行詩の味わい深さを感じました。


【今後に期待すること】

 伝えたいことを、どのような言葉で、どのように表現するか意識することは重要ですが、まずは、日常で心に残ったことや伝えたいなと思ったことを自分の体験として大事にしていきましょう。自分の体験や思いを大事に育てていくことで、その人にしか書くことができない作品作りにつながるのではないでしょうか。


(文責)審査委員:岩手県教育委員会事務局生涯学習文化財課
社会教育主事 高橋 祐輝

 

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